Kickstarter のバッカーは、なぜプロジェクトを支援するのでしょうか?それは、バッカーがプロジェクトのアイディアに共感し、実現する手助けをしたいと強く思うからに他なりません。
Kickstarter は、クリエイターが自らのストーリーを伝えるためのプラットフォームでもあります。クリエイターは、ただ資金を得るためだけではなく、 独自のストーリーを共有し、自分だけのユニークなアイディアをバッカーコミュニティに受け入れてもらうための場所なのです。
バッカーの琴線に触れる、プロジェクトの「核」となるストーリーをまず煮詰めてから、プロジェクトページの作成に取りかかることが重要です。
まずは、プロジェクトをバック(支援)してみる
Kickstarter の利用は初めてですか?それなら、面白いと思うプロジェクトを検索して、まずはバッカーになってみましょう。実際にプロジェクトを支援してみると、Kickstarter への理解が一気に深まります。バッカー目線で、自分がどのような情報を求めているか、どんなコンテンツが目を引くか、支援する決め手はなんだったのか等、意識しておくと参考になるでしょう。
また、一連のプロセスを経験することで、Kickstarter の機能についても詳しくなります。
想いを形にする
素晴らしいプロジェクトには、強いストーリー性があります。バッカーは、ただ単に面白いアイディアを求めているだけではありません。クリエイター自身やプロジェクトの背景について、より多くを知りたいのです。
プロジェクトのアイディアはどのように思いつきましたか?どんな経験がその着想に繋がりましたか?何故、あなたにとってプロジェクトを実現するそのことが大切なのですか?プロジェクト内容のうち、本当にアピールすべきポイントはどこですか?
たとえば、便利なガジェットを作る場合「世界初!驚きの新機能」といった製品そのもののアピールポイントよりも「なぜこういう機能を持つガジェットをデザインするに至ったか」「なぜそのデザインが面白いと思うか」などというクリエイター自身の背景や強い想いを押し出したほうが、共感を得やすい傾向があります。
こういった想いを分かりやすく簡潔に表現できるように心がけた上で、プロジェクトページの作成に取り組めば、たくさんのバッカーを一気に魅了することができるでしょう。
また、自分にマッチしたターゲット層を意識することも大切です。メールやSNS、ブログなどを通してストーリーを伝える際、自分らしいコミュニケーションスタイルがあると、より伝わりやすくなります。
実践用ワークシート
こちらのワークシート (PDF) をダウンロードして、実際のストーリー構築に役立ててみてください。