配送費の見積もり方法は?
プロジェクトを計画するうえで最も複雑な点の一つがバッカーへリワードを配送する際のコスト計算です。開発プロセスが進んでからこのコストを把握するのでは遅すぎます。配送費は早めに計画を立てておくことでバッカーにも安心してプロジェクトを支援してもらえます。
キャンペーンを行うのが初めてというまだ経験の浅いクリエイターの場合、プロジェクトを性急にローンチしてしまい、配送に関する計画やタイミングの誤算を招いてしまうケースがよく見られます。このため、配送計画のどの部分を自分で対応できるのか、外部サービスやベンダーに依頼する必要のある部分はどこかなどを、早い時期から考慮しておくことが重要になります。
配送プランを立てる
リワードの費用や予算の計画を立てる際は、以下を考慮しましょう:
- リワードの完成は配送予定日に間に合いますか?
不測の事態に備え、製造と配送のコストは余裕をもって見積もるようにしましょう。「約束を控えめにして期待以上の成果を出す」ことで、設定した見積もりを上回ることなく配送・フルフィルメントに到達させることが可能になります。 - リワードの大まかなサイズ、寸法、重さを把握しておく
輸送料というのは通常、荷物の重さや寸法によって異なります。使用するかもしれない梱包材の種類や、そのような梱包材が荷物全体の重さや寸法に及ぼす影響、利用する輸送業者の配送費計算方法なども、前もって考慮しておくことが大切です。また、複数の輸送業者に配送料の見積もりをお願いしてもっとも自分に合った業者を探すと良いでしょう。 - 大まかにアドオンのサイズや寸法、重量を見積もっておく*
アドオンを提供する場合は、それらアイテムのおおよその配送コスト (個別で送った場合と他のリワードとまとめて送った場合の両方の費用) を調べておくことをおすすめします。アドオンを設定する際、必要に応じて各アイテムに対する送料を追加することを選択できます。例えば、メインのリワードレベルがあなたの著作本一冊で送料が$5となっており、アドオンとしてポスターを提供している場合に、この二つのアイテムを一緒に配送する場合に送料がどれほど上がるかなどを予め調べておきましょう。 - 国際輸送費も調べておく
海外への輸送にかかる追加費用や料金も調べておくことをおすすめします。各リワードのコスト計画を行う際にはこの点も含めた計画立案を行いましょう。 - バッカーへ請求した配送費は正しい金額ですか?
海外への配送の場合の通関手数料はバッカーもちですか?その場合は、リワードの説明やプロジェクトの説明にもこの点を明白に記載するようにしましょう。 - 不測の事態に備えて配送費は余裕をもった予算計画を
思いがけない事態というのは起こるもの。季節によって輸送料というのは変動がありますので、予算計画の時点でこの点も考慮することを忘れずに。 - 環境への影響も考えよう
クリエイターの皆様には、リワードのフルフィルメントや配送において、持続可能な取組みを心がけるようお願いしています。詳しくは環境リソースセンター(英語)をご覧ください。
Kickstarter コミュニティーから学ぶ
配送費に関して詳しい情報やアドバイスを得る一番の方法は、同じ立場で同じ体験をしてきた Kickstarter クリエイターの皆さまから体験談や意見を聞くことです。自分のプロジェクトに似た、ファンディングに成功した他のプロジェクトをチェックし、そのプロジェクトではどのように配送費を計算しているかなどを参考にしてみると良いでしょう。また、 リソースページ にて配送やフルフィルメントに関するヒントなどもぜひ読んでみてください。
配送費用の計算機
リワードがまだ製造されていなかったり、デザインがまだ確定していない場合は、完成品の重量やサイズを予測するのがより難しくなります。特に、海外への配送にも対応している場合は、通関やVATなどの費用の見積もりはかなり困難ですので、この点には特に注意を払い、プロジェクトの「リスクと課題」の項目で詳しく説明するようにしましょう。