Kickstarter のキャンペーンに成功した場合、バッカーから「個人を特定できる情報 (“Personally Identifiable Information“)」(PII) が提供されます。これには、バッカーのメールアドレスやサーベイ/アンケートへの返答などが含まれます。Kickstarter の利用規約ならびにプライバシーポリシーにもとづき、すべてのクリエイターは、バッカ―との直接のコミュニケーションがどうしても必要な場合やリワードを発送する必要のある場合を除いて、バッカーの情報を極秘に扱うよう義務付けられています。 適用法に従い、バッカーから提供された情報やバッカーについての情報を、バッカーからの事前の同意なしにその他のいかなる目的に使用することはできません。
バッカーからオフサイトのニュースレターに追加するための同意を確実に得るためには、以下のいずれかを行うことをおすすめします:
- シンプルな「はい/いいえ」形式の質問をリワードサーベイに追加し、オフサイトのニュースレターに追加しても良いかどうかの同意を求める。
- プロジェクトのアップデートを投稿して、バッカーがオフサイトのニュースレターに直接サインアップできるリンク先を含める。
以上に加え、欧州連合 (EU) と英国の一般データ保護規則 (GDPR)、およびカリフォルニア州プライバシー権法 (CPRA) により、欧州経済地域 (EEA)、英国、カリフォルニア州の市民や居住者には、自らの個人データに関する権利が付与されています。これには、データへアクセスする権利、データを訂正または削除する権利、データの処理を制限する権利などが含まれ、このようなデータが収集・保持される際には「法的根拠」が必要となります。ファンディングに成功した Kickstarter プロジェクトは、EEA、英国、またはカリフォルニア居住者であるバッカーによってバックされた可能性を踏まえて、バッカー情報の取り扱いはすべて GDPR または CPRA に準拠するものとします。
クリエイターはもちろん、クリエイターからバッカーの個人情報を共有されたコラボレーターもすべて、Kickstarter のプライバシーポリシーに記載されている条件や法律に準拠する必要があります。これには、Kickstarter のサイトで保管または利用されている個人情報(クリエイターダッシュボードからダウンロードしたバッカーサーベイのコピーなども含む)を提供あるいは削除して欲しいとのリクエストをバッカーから受けた場合に備え、常にそのようなリクエストに迅速に対応できるようにしておくことが含まれます。また、クリエイターの方々には、GDPR および CPRA の規則を熟読すること、そしてこれら規則やその他適用されるデータプライバシー法規による直接の影響については専門の弁護士に相談することをおすすめしています。